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ある会社の1コマ <会社設立⇒窮地へ>

2014-05-13

5月も近づき、過ごしやすい季節となりました。
新年度がスタートし皆様、忙しい日々を送られていることと思います。

今回は、私が経験した会社設立についてお話をさせて頂きます。
私は中堅商社N社の自社企画商品部門に属しておりました。

N社は順調に業績を伸ばしておりましたがある時、大幅な赤字に転落してしまいました。
金融機関からの支援を得るため、商事部門・製造部門の2部門以外を整理し、再スタート。
私が所属していた、部門は閉鎖し人員整理を行うことになりました。
部下を呼び退職勧告を行い、もちろん整理が済めば私も退職です。
開発営業でしたので依頼されている業務は進捗中です。様々な方に相談していく中で一緒に会社を設立しよう!!と協力者が大勢現れて頂きました。
プラスチック製造会社社長Y氏が会社を設立するから皆で協力して盛り上げていこうということになりました。
Y氏が社長、製造統括J氏(中堅BOXメーカー出身)、開発部門A氏(N社開発部門社出身)、営業部門を私が担うこととなりました。
当初より各社より協力を頂き、受注確保はできておりました。資金はY氏が提供してスタートしました。
設立会社は、M社(熊本県;本社<製造>)(営業は名古屋支店)にて役割分担を決め順調なスタートを切りました。
Y氏には資金提供をして頂いている関係で、回収・支払の報告を行い指示に従い資金移動を行っておりました。ただ、そこが問題でY氏はM社が回収した資金をY氏所有の会社及び個人流用しておりました。(後で調査して発覚したのですが)危機感を感じたJ氏と私で相談を行い、Y氏を解任することとしました。
その後、Y氏が所有していた会社及び個人は破産しました。M社は、資金繰りに行き詰まり倒産の危機に直面!

金融機関からは、Y氏との会社とM社は関連会社であると認定し、借入金の返済を求めてきました。
粘り強く、金融機関と交渉し、新規融資5000万円を確保。名古屋支店は閉鎖し、本社に統括し私とA氏は単身して本社(熊本県)に行き会社再建を行うこととなりました。
企業経営者の経営に対する考えの甘さ、他人依存的な考え方がこのような状況に陥ったことは明白です。
自社を再度見つめ直し、組織再編、各人の役割の明確化、チェック体制を構築し、見える化を行う必要があります。

 


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