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ある会社の1コマ <治具の精度>

2013-07-09

6月も下旬になると少し梅雨らしくなってきました。
水分をしっかり取り、熱中症には十分注意してください。

今回は、『治具の精度』についてお話をさせて頂きます。

M社は、FRP(繊維強化プラスチック)製浴槽の製造をしておりました。
技術力を認められ受注は増加しておりました。

自社での生産数では、浴槽メーカーの数量要求にこたえられなくなり、メーカーの許可を得て、協力工場を増やすことになりました。

協力工場は、浴槽の製造経験があり、製品精度・表面も要求に答えることができるとの判断で製造を開始しました。

当初は順調に出荷しておりましたが数百台の納入が完了したある日、メーカーより納入したマンションで不具合が発生したので現場に出向き対策を検討してほしいとの要望がありました。

現場に出向き、工事関係者より不具合箇所を確認すると、カットラインが短く(製品のフランジ部が短い)エプロンがつかないとのクレームでした。
何とかエプロンがつかないか試行錯誤しましたがダメでした。

メーカーと相談し全戸のチェック、入れ替え台数の確認を行い交換品の生産開始です。
同時にフランジ部分が短くなった原因調査を開始。

協力工場に出向き、確認を行うと短くなった原因はすぐ判明いたしました。

カット治具を作り直した点、カットした製品検査を怠っていた2点が判明いたしました。
検査を行わなかった原因は忙しくて・・・・・ でした。

治具の再製作、検査の徹底を行い代替品80台の生産を行いました。          

治具の精度で膨大な費用が掛かりました。

定期的な確認、品質意識向上は非常に重要です。
また、発注量のコントロールも大切な要素です。
協力工場任せの体質も改善する必要があります。


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