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ある会社の1コマ <経営者の判断>

2018-09-26

今年は、多くの台風が上陸します。名古屋市でも被害が出ているよ
うです。十分な備えをしてください。

M社は、プラスチック製浴槽などの型・製品を手がけていると同時に
塗料開発メーカーと一緒に断熱、遮熱塗料の開発販売なども行ってい
ます。

提案型営業をモットーとしているため、各メーカーから多くの受注獲
得と同時に様々な担当者と親密な関係ができました。

受注が増加したため新たな工場を確保し、増産体制を整えました。
金融機関からの借入も増加していきました。

もともと本社事務所および工場建設のため借入を行っており、
5,000万円の借入があり、受注は増えてきているとはいえ、人件費、
会社経費、借入金返済も重くのしかかってきました。

それでも受注が伸び、金融機関の支援も得られていました。

ただ、売上:1億5,000万円、借入:8,000万円
のとなった際、納期トラブル、クレームなどが立て続けにおこり
受注が減少していきました。
顧客の要望をそのまま受け入れ、無理な増産体制を構築したことで
外注の生産が追いつかず、自社の生産へも影響が出始めました。

当初は、残業、応援などで対応を行っていましたが無理がたたり
品質クレームへと発展していきました。

経営者は、受注が増加し安心しきっていました。(売上重視経営)
実際の資金繰りは、借入に依存した形となっていました。
外注を含めた無茶な生産体制であり、生産型の修正などのメンテ
ナンスを行う予定は組んでいませんでした。
当然のごとく、無理な残業が重なり、人も離れ、品質も低下して
不測の事態に陥りました。

まだ、気づいた時点で顧客と話し合いを行い、生産体制の見直しを
していれば立て直すことができたことでしょうが最悪の事態を
招いてしまいました。
品質問題で受注は停止してしまいました。

金融機関からの支援も得られず、やむなくリスケジュールを行い
苦慮する日々となりました。

経営者の判断が招いた会社の結末です。
1人で判断できない場合は、他の経営陣、社員とよく話し合い
重要な決断を行う必要があります。
また、取引先とも綿密な報告、相談を行う必要があります。

 


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