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貸借対照表を読めるようにする -2013年09月25日号

2014-01-01

『貸借対照表を読めるようにする』

経営者は自社の成績を、タイムリーな月次試算表を作成することで
把握していることと思います。

「今月の売上高は○○○円だった」、「経常利益は○○円だった」、
「予算に対して○○円のプラスだ」、「前年対比○○円だ」、等々
いろいろな面から検証されていることでしょう。

そうしたなかで、ご留意いただきたいのが、損益計算書のみの把握
になってしまっていないか、という点です。

損益計算書とは、ご存じのとおり、大雑把に言ってしまえば、一定
の期間の、売上から経費を引いて、どのくらいの利益が出たかを見
るものです。

  売上 - 費用 = 利益

成績表としてシンプルで、とても、わかりやすいです。

ただし、今後も経営に対して、厳しく接していくお考えがあるので
あれば、貸借対照表を読めるようにする、ことをお勧めいたします。

損益計算書上の利益というのは、「概念」であり「実態」ではない
と思うからです。

企業にとっての一番わかりやすい「実態」は、手許の「現預金」で
す。
(貸借対照表の左上にあります)

ここをいかに潤沢にすることができるのか、という点に、中小企業
経営はかかっている、と言い切っても過言ではありません。

あたり前のことではありますが、それがなかなか貯まらないもの事
実です。

稼ぎ出したはずの「利益」が、どこに行ってしまっているのか、ま
たは、まだ来ていないのか、を毎月、月次試算表で読み取ってほし
いのです。

 ・売掛金の残高は、前月と比べて増えていないか?
 ・在庫の金額は、前月と比べて増えていないか?
  (そもそも毎月計上されているか?)
 ・仮払金や貸付金が計上されていないか?
 ・建物や車両といった有形固定資産が増えていないか?
 ・保険等積立金や差入保証金を積み増していないか?

 ・買掛金の残高が、前月と比べて減っていないか?
 ・借入金の返済で、残高が前月と比べて減っていないか?
 ・役員借入金の返済で、残高が前月と比べて減っていないか?

大まかな項目としては、上記の様なものがございますが、自社の貸
借対照表を決算のときだけでなく、毎月見ていくことで、お金の流
れがわかるようになります。

債権の滞留であったり、過度な投資であったり、資金的余裕がない
状況での支払や返済であったり、毎月、定点観測していくことで、
見えてくるものがあります。

慣れるまでは、見にくい指標ではありますが、理解できると、会社
の経営状況の「実態」が見えてきます。

ぜひ取り組んでみてください。

今回の情報が、ご参考になれば幸いです。

 


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