『 中小企業のM&Aとは? 』 -2015年06月03日号

「M&A」と聞くと、以前、敵対的買収などがニュースを賑わしたこともあり、「大企業のもの」と言うイメージが強いかもしれません。

でも、最近、中小企業のM&Aも活発化してきています。大企業同士のM&Aにもメリットがありますが、それとは違うメリットが中小企業のM&Aにはあるからです。

例えば、長年、地域に根付いて経営をしてきた企業であるが、後継者がいないという場合(後継者問題、事業承継の課題)があります。

その場合、

  • 「そのまま廃業するには、もったいないと言う感情面」もあれば、
  • 「取引先が困ると言う実務面」もあれば、
  • 「経営者が連帯保証になっている銀行借入をどうするかと言う資金面」

などの事業継承には課題があるのです。

その時に、後継者問題、事業承継の解決策の一つの手段として、M&Aがあり得ます。

M&Aを受ける側のメリットだけでなく、M&Aする側としても企業規模の拡大や新分野への進出がスムーズに行えるというメリットがあります。

もちろん、中小企業のM&Aにもデメリットはあります。
例えば、

  • 「そもそも株式を売買する時の企業価値を計算をどのようにするのか?」
  • 「経営者が変わって、M&Aした後、経営は成り立つのか?」

など不透明な部分もあるからです。

メリットもデメリットもあることは確かですが、「M&Aは大企業の物として検討もしない状態」からは脱して、一つの方法として、M&Aを検討をしてみるのも良いことなのです。

メールマガジンのご登録はこちらから

毎週水曜日に地域密着の話題をお届けいたします!!

↓ バックナンバーはこちらから ↓