『 資金繰りに時間をかけるな! 』 -2015年06月17日号

私共は再生専門コンサルティング会社という、看板を出しているので基本的に資金繰りが厳しく、債務超過に陥っている企業(世間一般的に倒産状態といわれる企業)が相談に見えることが多いです。

その中でまずやらなければならない事は資金を繋ぐことです。
お客様の資金繰りの厳しさのレベルによって対応策は違いますが、一般的には収入増加策→金融債務繰延策→事業債務繰延策の順番で繋ぐための策を検討していきます。

しかしながら、収入増加策については既に考えられる事を取組まれている先がほとんどですので、策的には少ないのが実態としてあります。

そうなると当然のように支払いを繰り延べる事を検討していく段になっていきます。

ここで重要なのは時間をかけずに、決めていくという事です。

資金を繋ぐという事は

収入(入るお金)<支出(出るお金)
となっているものを最低でも
収入(入るお金)=支出(出るお金)
の状態にまでもっていく
という事です。

支払いを繰り延べるという事は、取引先に迷惑をかけることになりますから、今後の取引に多少の影響があるかもしれません。

それでも再生させると決めたからには、覚悟と勇気をもって、どの取引先にどの程度の協力をして頂くのか? いつ、どの様な説明にあがるのか決めなければなりません。

この決めるという対応と協力していただく交渉を迅速に起こせない経営者はまず再生は出来ないでしょう。

決める時に決めれない理由、決めたのに交渉にいけない理由など出来ない理由ばかり述べていらっしゃる経営者。出来ない理由であれば、小学生でも言えますよと思わず言ってしまいます。

資金繰り(入出金調整)に時間を割くという行為は、利益を生み出す行為を全くしていません。要は生産性0の状態です。
その生産性0の時間を24時間の中でどれだけ使うのですか?

経営トップが資金繰り(入出金調整)に時間を割けば割くほど、経営は悪化の一途を辿っていきます。

儲かっている経営者は資金繰らない状態で経営を行っている為、絶えずビジネスチャンスを掴み取る為にアンテナを張り、自ら先陣を切って組織を動かし、利益を上げています。

儲かっている経営者以上に、前向きな活動量を増やさなければならない再生企業の経営者は資金繰りにかけている時間を極力少なくしなければ、他の経営者と対等に渡り合う事が出来ず、環境変化の激しい今の経営環境の中で生き残っていくのは、非常に難しくなります。

どうか資金繰りが厳しい企業は、資金繰りに時間を取られすぎないようにしてください。資金繰りに使う時間が多くなればなるほど、逆に破綻は近づいて来るようになっているのです。

あなたは24時間の中で資金繰りにどの程度の時間を使っていますか? 24時間が破綻率100%だとすると、何%になりますか?
それが今の破綻危険度になるでしょう。

今週もありがとうございました。

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