『 事業計画書の心理 』 -2015年10月14日号

日々の生活の中で、境界線を作るときに、ロープを張ることがあると思います。

例えば、運動会でグランドと応援席の境界線を付ける場合や、立ち入り禁止の場所に入らないように知らせるために境界線を付ける場合など。

でも、本来は、ロープを張っただけでは、簡単に境界線内に入れます。

しかし、不思議なもので、無理に入れば入れますが、ロープがあることによって、心理的に、「入ってはいけない場所なんだ」と感じることになります。

つまり、この「心理的な抑止力」のためにロープを張っているのです。

これは、【事業計画書の作成】にも通じます。

「一ヶ月」「一年」と言う単位は、何もしなければ、特に、境界線はありませんし、目にも見えません。

学生時代であれば、先生や親が「今月」「今学期」「今年」何をするのかをある程度決めてくれました。

でも、企業経営する立場になれば、何もしなくても誰からも怒られません。ずるずると先延ばしすれば、経営が厳しくなるだけです。

やるべきことを先延ばしにせず、やりたいことを明確にするには、「今日、何すべきか」「今月、何をすべきか」と言う境界線を目に見えるようにすべきなのです。

その目に見える境界線がビジネスで言うと、事業計画書となります。

でも、事業計画書を作っても、守らないことも出来ます。
ロープを張っても簡単に中に入ることが出来るのと同じです。

しかし、ロープを張ると「ここには入ってはいけない」と心理的に守ろうとするのと同じで、事業計画書を作ることによって心理的に「計画を守って実行しよう」と考えるのです。

「ずるずると先延ばしにするのはいやだな」と思っている方や、「やりたいことを上手く実行していきたいな」と思っている方は、ぜひ、事業計画書を作って、守って見てくださいね。

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