▼Q.163 3月末は銀行も期末で融資を出しやすい、などは有名です。では、4月に入った期初は、銀行の対応はどうなのでしょうか?

▼Q.163

概ね、9月、12月、3月は銀行(員)も収益・財務上の目標数値が問われるため、営業的に積極的になる場合があるのはご存知の通りです。
それでは、4月はどうかというと、やはり小休止はしています。

1.主だった案件はできるだけ3月に済ませてしまう

2.企業側も、3月決算の企業が多いが、4月時点では決算書ができていないこと の他、

3.4月前半は、本部から支店へ新しい目標数値や内容が提示されていないこと が挙げられます。

銀行員もサラリーマンなので、目標体系が見えてから、効率よく達成したいと思うものですから、目標配分が固まるまでは様子をみたいのです。
従って、逆に企業側から何かを持ちかけるには、いいタイミングともいえます。
比較的手を空かせてはいますので、じっくり話合うには時間や手間をとりやすいといえます。
特に、3月決算時に想定外の状況が発生している場合には、決算確定を待たずに打合せを始めるとよいでしょう。
早めの対応ができているとして、逆に評価されることも多いです。