決算短信と有価証券報告書

3月決算の上場企業の決算発表が概ね一通り終わりました。

取引先の与信管理として、決算状況を把握しておくほうが
良いので、決算発表のあるこの時期に与信管理の更新をし
ておきましょう。

取引先が未上場の場合であれば、相手先に決算書を頂いた
り、帝国データバンクなどから入手したりします。

では、上場企業の場合は、どこから入手すればよいので
しょうか?また、決算発表の内容はどこまで書いてあるの
でしょうか?

結論から言うと、その企業のホームページにIR情報として、
決算発表がされています。

そこに、企業が加工した決算資料もある場合もありますが、
基本は、「決算短信」および「有価証券報告書」が掲載
されている場合が多いです。

では、「決算短信」と「有価証券報告書」の違いは何なの
でしょうか?

「決算短信」は、決算発表の時に配布される資料であり、
決算後、概ね45日以内に発表されることが望ましいと
されています。
よって、3月決算ですと、5月15日くらいに集中する
ことになります。

一方、「有価証券報告書」は株主総会後に財務局に提出
する資料ですので、3月決算ですと6月末くらいに集中
することになります。

「決算短信」と「有価証券報告書」は、両方とも決算の
資料ですので、基本はどちらの資料を使って与信管理を
しても大丈夫です。

しかし、情報量としては、「有価証券報告書」の方が
多いので、与信管理に必要な情報によって使い分ける
ことになるのです。

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