▼Q.195 よく名古屋金利という言葉を聞きますがそもそも名古屋金利とはどういう意味なんですか?

▼A.195

名古屋金利とは、名古屋経済圏における金融機関の平均貸出金利が全国の平均貸出金利より低金利にて貸し出しが行われている現象の事をいいます。

その背景には

①無借金志向の企業が多く資金需要が小さい
②トヨタ自動車をはじめ製造業を中心に優良企業が集まっている
③金融機関の競争が激しい
④金融機関が安全性の高い企業にしか貸し出さない

の4点があげられるかと思います。

特に③については強固な経営基盤を持つ三菱東京UFJ銀行を始め、愛知県内に本店を構える地域銀行3行(愛知銀行・名古屋銀行・中京銀行)、岐阜・三重の近隣他県の地域銀行5行(大垣共立銀行・十六銀行・三重銀行・百五銀行・第三銀行)、さらに第二地銀に匹敵する岡崎信用金庫、岐阜信用金庫、瀬戸信用金庫・碧海信用金庫があり、いずれも愛知県にて熾烈な競争を展開されておりますので、業績のいい先は、金融機関を競合させる事で支払利息の減少が可能となり、更なる利益確保につながると思います。