『 売掛金未回収 』 -2017年02月01日号

私が以前在籍しておりました会社は、中堅商社でしたが事業部制をとっており、予実管理は厳しく行われておりました。

事業部の中で
企画→営業→製造(外注)→納品→伝票発行→回収と
一括して行っておりました。

経理部門は独立しており 売上・回収、仕入・支払、経費清算など厳しくチェックされました。

当初私の役割は、受注、発注、外注管理、在庫管理などを行っておりました。

その中でも売掛金の回収、買掛金の支払の担当をしておりましたがその会社では、未入金を【不突合】と呼んでおり、不突合は厳しくチェックを受けました。

自分達の販売した代金を回収できていないので当たり前の話です。

取引件数が多いお客様は、電話だけではなく実際に訪問し精査を行っておりました。

仕入に関しても同様で、製品の動きと伝票が適合しているかチェックし、仕入れ伝票が届いていない場合は、仕入先に期日を指定して送って頂きます。

半期に1度は、監査役による事業部全員の面談があります。

未入金がなぜ発生したのか?どのように回収していくのか?

などを説明し、進捗を都度報告いたします。

現在、様々なお客様と接する機会が多くなり、未入金管理が十分でないと感じることがあります。
また、売上漏れなどもあり、愕然とします。
売上は、自分達の対価ですので必ず回収する必要があります。

未回収の原因は、多々あると思いますが連絡を行い、何時どのように支払って頂けるか? を確認し、回収日には、確認を行うことが重要です。
また、出向いていき対応策を検討することも重要です。
今後も未入金が回収されるまでは、次の製品を出荷しないあるいは前金で頂き、出荷するといった対策も必要です。

お客様の中には、連絡もしてこないし放置している方も見えます。
弁護士に相談し、法律に則って、
「相手との交渉」、「内容証明の送付」、「調停・訴訟」、「差押さえ」なども
検討する必要があります。

方法は、様々ですが自分達が販売した対価を必ず回収するといった考えで社内のシステムを再構築してみたらいかがでしょうか!!
資金が不足し、借入に頼る前に考えてみてください。

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