▼Q.264 生産性の向上が評価されやすいというニュースをよく見ますが生産性の向上、とはどのような指標なのでしょうか?

▼A.264

生産性として最も一般的な指標は
「社員一人あたり売上・利益」や「労働生産性」が挙げられます。

主に人や人件費に対して、売上・利益がどれだけあるかという観点です。
が、生産性は必ずしも人に対してのみ語られる
わけでもありません。

例えば、
機械や宿泊室の稼働率:設備に対する生産性
棚卸資産や売掛金の回転数:運転資金や事業の回転効率、という生産性

という具合で、会社の持つ様々な資産に対して
「より少ない資産で、より利益を出せるように」
実施される活動は全て生産性の改善といってよいでしょう。

したがって、生産性の向上とというテーマ会社側で方針・目標を
定めてよいものといえます。
誰かが決めて与えられる指標というよりは自社の方針や取組みに合わせて、
自ら指標と水準を定め宣言するものとして構いません。

継続的に指標を分析し、改善対応していくことで
経営改善の説得力・必然性・独自性をもつものとして
本当の評価を得られることになることでしょう。