『 金融機関との交渉 』 -2018年11月14日号

金融機関

今回は、『金融機関との交渉』についてお話をさせて頂きます。

M社は、住宅、リフォームメーカーです。
[売上2.0億円]<借入;8千万円>

社長は、個人事業主としてスタートし現場工事を請け負い、現在では法人化し、幅広く受注でき売上を伸ばしてきました。

事務所1ヶ所・倉庫2ヶ所近隣に借りておりましたが倉庫付きの物件があり、集約でき効率も上がると考え銀行借入にて購入することとしました。

取引金融機関は、A銀行(地方銀行)がメインバンク、B信用金庫、日本政金融公庫の3行取引を行なっております。
今回の不動産購入でA銀行より土地担保という条件で融資が実行されました。

積極的な社長で塗装事業も手掛け収益は、増加しています。

以前からC銀行が新規取引先拡大のため何度か訪問をして来ておりました。当初は、A銀行、B信用金庫と日本政策金融公庫の3行でこれ以上取引金融機関を増やす考えはありませんでした。

しかし、メインバンクのA銀行の担当者が転勤で新たな担当に変わったあたりから状況が変化してきました。以前のA銀行の担当者は、頻繁に情報提供で来社していましたが今回の担当者は、あまり訪問してきません。
さらに新たな設備投資を計画し、相談すると以前の担当者のような提案がありません。逆にC銀行は、チャンス到来と考え様々な提案を行なってきます。設備資金も準備し、客先の紹介もしてくれます。

M社は、各金融機関に連絡し、設備投資の融資依頼を行いました。
A銀行は、保証協会付でないと融資できないとの判断で今回は、C銀行からの融資で設備導入を行ないました。

金融機関は、各支店の支店長と担当者によって代わる場合があります。
日ごろからデーターを開示し、仕事の内容、社長の人柄などを知って頂く必要があります。借入の際は、どのような資金なのか! 事業の内容を明確にし、どのように返したいかを提示し、協議していく必要があります。

金融機関も大きく変わろうとしていますが全行、全員が理解し行動しているわけではありませんので様々な訪問で情報を収集し、条件を提示してみてください。

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