名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.50

皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近、ふと思う事があります。

なぜ経営者の方は銀行の返済を最優先に考えているのか?
なぜ資金調達をしてまで銀行の返済をするのか?
なぜ返済すればまた資金調達ができると思うのか?

今回は私が実際に相談を受けた事例をお話しさせていただきます。

経営者の皆様から相談を受ける際にもっとも多い相談が資金繰りに関する相談です。

(税金納付できない、取引先への支払いが出来ない、銀行の返済ができないという相談です。)実際に決算書をみながら、経営者の方にヒアリングしていくとそもそも銀行の返済は現在のCFから返済が出来ない状況である事がわかります。また事業再生に取組み最大限でどれぐらいのCFが確保できるのかをヒアリングしても、銀行の返済とすごくかけ離れている事がわかります。

なぜならば、返済する資金を借入、借入する事で毎月の返済額が増加、また資金が足らなくなり同じことを繰り返している企業が多いからです。この様な状況から脱出する為に、業績の良し悪しによって対応方法が異なるのです。業績良好な企業様の場合は、『利益は出ているのに何故か現預金が増えない』 『毎月返済をしているのに借入残高がなかなか減らないな』というケースがあるかと思います。

この様な状態から脱却する為に返済額の見直しを行うのです。CF以内での返済、金利の引下げ、保証協会付融資からプロパー融資への借換等です。

残念ながら、業績が芳しくない状態に陥っている企業様においてはリスケジュールを検討するのも一つかと思います。

現在新型コロナウイルス感染症の影響を受け、業績が悪化されている企業も多いかと思います。

ただ資金調達ができるから、調達できるだけ調達すればいいという経営者の方もみえるかとおもいます。今後の事業計画に基づき返済原資も確保できる場合はその判断もありだと私はおもいます。ただし何の根拠もない場合であるならば、リーマンの時と同じ過ちをまた繰り返すのですか? 返済原資が確保できない状態で借入を増やしても意味がないという事を私はお伝えしたいのです。

この危機を乗り越えたいという方は

エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。