『金融円滑化関連相談窓口設置の動き』

2月も終盤に差し掛かり、冬将軍最後の抵抗といった具合に寒い日が続く。 また、いよいよ花粉の時期に差し掛かり、またこの時期が来たかと憂鬱感 を感じられる方も多いのではないでしょうか?さらに中国の大気汚染問題 PM2.5問題も巷で取り上げられており、この問題を解決する事業が好循環 になる事が予想される。経営者であればマクロ環境を意識した先読み経営 を推進して頂きたい。

『金融円滑化関連相談窓口設置の動き』

来月の金融円滑化法終了を踏まえて、金融庁・各県がその後の対応について 相談窓口を設置する動きがここにきて明確になってきた。

金融庁は愛知・岐阜・三重・静岡の財務局・財務事務所に窓口を設置する事 を決定した

具体的には東海財務局(052-687-1887)・岐阜財務事務所(058-247-4113)・ 津財務事務所(059-225-7223)・静岡財務事務所(054-251-4321)(括弧内は 電話番号)がその場所にあたる。

相談取組み内容としては

●以下のような点について、ご質問・ご相談等

1.中小企業金融円滑化法の期限到来後における金融機関や金融庁・財務局の   対応

2.借入れや返済について、取引金融機関との間でお困りのこと

3.経営改善や事業再生に関する中小企業支援策の内容

●各財務局・財務事務所の担当職員が、皆様のさまざまなご質問やご相談等に  お答えいたします。また、助言等も積極的に行います(※)。

(※)ご同意いただければ、金融機関への事実確認等を行います。

●ご相談内容に応じて専門の機関(※※)をご紹介いたします。

(※※)地方公共団体、経済産業局、信用保証協会、政府系金融機関、商工会、  商工会議所、中小企業団体中央会、中小企業再生支援協議会、企業再生支援  機構

となる。

また愛知県は独自の動きとして来月1日から信用保証協会職員が相談員となり 『中小企業金融相談窓口』を開設する

窓口設置場所は

尾張地区がウィンクあいち14階(052-715-3072) 西三河地区が愛知県西三河県民事務所(産業労働課)(0564-55-5613) 東三河地区が愛知県東三河総局(企画調整部産業労働課)(0532-57-5628)

となり、週1回程度県内中小企業者からの金融全般に関する相談会などをする 見通しだ

借入や再生に関わる相談を公的機関の視点からアドバイスを頂けるので不安の ある方は積極的に活用してみては如何だろうか?

ここで注意したいことは、相談をするにしても一つに絞らない事だ。当然相談 対応をされる方においても人であり、万能ではない。当然知識のある事、ない 事がはっきりしている。アドバイスに偏りがある事が散見される。

金融対応・再生においてチャンスは複数回あるわけではない、間違った判断が 命取りになる事もある為、影響力の強い公的機関や現場事例に長けている民間 企業など複数に相談してみて、決断をされる事をお勧めする。

奥田 雄二


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