▼Q.20 制度融資とはどのようなものなのでしょうか? (メールによるご相談事例)

▼A.20

制度融資とは、自治体、信用保証協会、金融機関が組んで実行する公的融資制度のこと。

制度融資は、信用力が乏しく財務内容が脆弱な中小企業の資金調達を円滑にするのが目的。都道府県や市町村などの地方自治体の資金を金融機関に預託することによって、各自治体が定めた有利な貸付条件で中小企業や個人事業主に融資します。
実際の融資は金融機関が行いますが、融資を受けるためには、各地の信用保証協会の保証が必要になります。
どの様な制度があるかは各地方自治体、保証協会により異なるので詳細はホームページや直接電話などで確かめてみるとよいでしょう。
なお制度融資のメリットは、
・低金利
・信用保証協会の保証がつくので、融資実行されやすい
・連帯保証人が不要(代表者は原則必要)
・日本政策金融公庫と併せて利用できる
などです。
融資業務は金融機関が行いますが、融資基準への適合や代表者に対する面接などを行うのは、自治体の担当者です。
なお、制度融資は、高金利からの借金がある場合や、税金の滞納がある場合、制度融資を実施している地域への居住年数が少ない場合、自己資金がない場合には利用できない場合があるので注意しましょう。