▼Q.22 短期借入金と長期借入金の違いと、使い分け方法を教えてください。(メールによるご相談事例)

▼A.22

まずは、資金使途(お金の使い道)を明確にしてみてください。

例えば、建設業における特定の工事案件の一時的な仕入代金や、小売業における季節ものの仕入代金が必要な場合は、特定時期にのみ資金が必要となります。
これとは逆に、設備投資として資金が必要な場合もあります。例えば、運送業における車両代金や、製造業における機械代金がそれです。賃貸アパートを建てる場合もこれに当たりますね。
資金調達すれば、当然、返済をしなければなりません。その返済原資(利益)は、どの程度の期間で確保できる見込みなのか、を考えてみてください。1回の工事や1クールで返済原資(利益)の確保が可能なのか、5年や10年の時間を掛けなければならないのか、を前もって計算してみてください。それによって、返済期間を何年にするのか、を決めることになります。
運転資金の場合も、考え方は同様になります。
どの程度の期間で返済可能なのか、を考えた上で、融資を申し込むことをお勧めいたします。期間の算出において、経営者ご本人だけの判断だけでは困難な場合は、顧問税理士先生へ協力を仰いでみてください。弊社でも対応は可能ですので、お声掛けいただければ幸いです。