【用語集】中小企業金融円滑化法

別名、「モラトリアム法案」。

平成21年12月に施行された、現下の経済金融情勢において、特に厳しい状況にある中小・零細企業の事業主や、住宅ローンの借り手を支援するための貸し渋り・貸しはがし対策として立案された。当初想定された、「3年間は元本・利息ともに返済猶予」というものにはなっていないが、リスケジュールの取扱をより積極的に行う方向となっている。

リスケジュールの取扱そのものは銀行の「努力義務」としているものの、申込側が経済的合理性が確保され、かつ実現可能性の高い経営改善計画が策定することを前提とする限り、金融機関にとってもリスケジュールの取扱を行いやすい内容となっている。