『 専門家で、自社のチームをつくる 』 -2013年08月21日号

御社にも、顧問税理士や顧問弁護士、各種コンサルタント、保険代理店、といった様々な専門家がいると思います。
これらの専門家は自分の専門分野において深い知識を持っています。

経営者としては、これらの専門家の意見を聞きながら、最良の解を出していっていると思います。

ただ、気を付けないといけないこともあります。

これらの専門家は深い知識を持っていますが、それは自分の専門分野においてのことです。
経営者から質問があれば、当然、自分の専門分野の中で回答を導きます。

そうなると、個々の専門家によって回答が異なることがよく出てきます。

経営者は、その中から、自身の考えと合ったものを選択していくことなると思います。

専門分野の異なる者は、視点が異なります。
ついつい、自分の専門領域内での話に持っていきがちです。

例えば、税理士であれば、節税のことや、税務署からにらまれない方法を考えます。
弁護士であれば、法的処理で物事を解決しようと考えます。

こうしたことは決して悪いことではありません。担当企業のために一番良いと思っていることを提案してくれているはずです。

あとは、複数の提案から、経営者が判断することになると思いますが、全く正反対の提案があったりすると、経営者としても迷いかねません。

その判断の遅れが、致命傷になってしまうかもしれません。
もっと早く行動に移せていたら、ということは結構あることでしょう。

そうならないためにも、専門家に遠慮することなく、「チーム」として集まってもらってみてください。

専門家皆さんは、担当企業を良い方向へ導いていきたい、と思っているはずです。それは、経営者の想いと同じです。
その共通の目的を果たすために、経営者は個々のつながりにとどめることなく、一堂に会してもらい、御社専門の「チーム」として物事にあたってもらうように依頼してみてください。

担当企業を良い方向へ導いていきたい、と思っているなら断ってくることはないと思います。
専門の知識やスキルが触れ合うことで、よりよい提案ができるようになるかもしれません。

御社の専門家の皆さんに、一度、お声掛けしてみてはいかがでしょうか?

今回の情報が、ご参考になれば幸いです。

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