原価管理の徹底を -2012年08月08日号

私が以前、所属しておりました、プラスチック製造業のFRP成形メーカーの原価管理についてのお話しをします。

どの業界でも見積時に材料費・人件費・管理費などを組立見積されることと思います。
中には、㎏当たり何円・または㎡当たり何円といった基準もあります。

FRP業界においても㎏当たり、㎡当たりといった単価が以前は、多くありました。
最近でも基準にしている企業もあります。
指標として活用するのはいいでしょうが、正式見積もりとして採用するのは妥当ではないでしょう。

また、多くの企業に見られるのが図面・仕様書を基に、材料費・人件費などの項目別に見積を行い、受注したけれど実際の材料使用料・人件費(作業時間)の確認を行っていないのが現状です。

経営者・工場管理者は納期・品質は、厳しく管理するが見積内容の実際確認が疎かになっている傾向があります。

自分たちの大切な収入源となりますので、見積もりに対してどうなのか?もっと効率よくするにはどのような工夫を行えばよいのか?を模索していかないと利益は残らないでしょう!

また、チェックを行うことで、現場従事者に対しても意識を植え付けることとなります。

チェックを行っている企業でも改善に対する定期的なミーティングを開催し、現場が今感じていること、こうなったらいいなーなどの声を集めることで改善に対するヒントが隠れているケースがあります。
マンネリ化にならないようにしましょう!

経営者・管理者は現場を絶えず見ることで、問題点も見えてきますし、自社の強みも見えてきますので、注意深く観察を行ってください。

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