『 資金繰り表の重要性 』 -2011年12月21日号

今回は「資金繰り表の重要性」についてお話をさせて頂きます。

<資金繰り表は何に使うのか?>

経営者の方から「銀行から借入をしようと思うがいくら資金調達したら良いのか?」と言う相談を良く受けます。

また、別のケースでは、「資金が不足する月があるが、それを前もって、どのくらい不足しているのか把握できる方法はないか?」と言う相談もきます。

こんな時に、すぐに「いくらの調達額すべきか」が分かったり、「資金が不足する数ヶ月前に、いつ調達をすべきか」が分かればこんな、便利な事はないですね。

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こんな便利な事はあるのでしょうか?
答えから言うと、あります。それは、「資金繰り表」を作成する事で、これらの事が解決します。

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資金繰り表も、事業計画書と同様に、「このように書きなさい」と言う法律やルールが決まっているわけではないので、なかなか実際に、作成されている中小企業は少ないのも事実です。

でも、資金繰りと言うのは、会社の生命線であるので、この状況を把握出来ているかどうかと言うのは、会社存続に非常に重要です。

さらに、上記のように、銀行借入の額を決めたり、資金調達の時期を把握したり、リスケジュール(返済の繰り延べ)をするかどうかを決める判断材料にしたりと、会社の資金方針を立てていく上では、非常に便利なツールでもあります。

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会社内で、資金の状況を早めに把握出来ていると言う事は、銀行等に対しても、早めに資金調達の準備ができたり、交渉の時間が取れたり、金額も根拠のある額を提示出来たりするので、銀行対応をスムーズにする事にもなります。

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では、作成は難しいかと言うとそうでもありません。ただ、先述しているように、特に絶対的なルールがない分、作成した事がないとか、見たこともないと言う方も多いので、慣れは必要かもしれません。

このように、社内の資金状況把握や銀行対策に便利に使えるツールですので、ぜひ、この年末年始位からスタートさせてみてはいかがでしょうか?

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