『 労務管理 』 -2014年03月05日号

「従業員の管理」と言うと、様々なことがあります。例えば、教育や勤怠管理もあれば、モチベーションを維持、向上させるようなこともあります。

その中で、労務管理の重要性は高まってきております。

セクハラ、パワハラと言う言葉は昔は、ほとんど使われなかったのが、近年はニュース等でも盛んに使われています。

また、「残業代の未払い」の問題は以前からあったのですが、最近は、訴訟になることも多くなっている気がします。

これらの労務問題は、中小企業の経営者の方はニュースで流れるのが大企業の話が多いので「大企業の話でしょ? 自分の会社は関係ない」と思ってしまうことがあります。

しかし、従業員がいる以上は、大企業でも中小企業でも起こる可能性はあるのです。しかも、大企業の場合であれば、専門の担当部署があり、担当者がいるので対応策も考えやすいです。

一方、中小企業では、忙しくて労務管理まで気が回らないと思っている経営者自身が本来は対策を考える必要があったり、専門家に相談するにしても相談先が分からなかったりと問題に対しての対応が遅れ気味になってしまうのです。

また、問題が起きた時の対策としても、従業員が辞めたり、過去残業代の支払までの話になれば、人員的にも資金的にも会社の存続に影響が出る事態にもなりかねません。

従業員管理や労務管理と言うものは範囲が広いものなので、すべてを対策とれるかどうかは状況にもよると思いますが、売上を上げる面(攻撃面)だけでなく、会社の守りの面(守備面)にも気を付けないと企業を守ることはできないのです。

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