▼Q.91 岐阜県の方からのご相談です。「代表取締役ですが、代表権を息子に移せば、銀行の連帯保証も移るのでしょうか?」 (メールによるご相談事例)

▼A.91

御社の財務状況や、ご子息の財産状況、等によるものと思われます。

金融機関側からすれば、企業の財務状況がよければ、「経営者保証ガイドライン」の観点からも、代表者保証も不要と考えるでしょうし、また、ご子息が所有されている財産が、現在の代表者以上にあれば、すんなりと移行できるでしょう。
逆に、企業の財務状況がよくなかったり、ご子息の財産状況が、現代表者より少ない状態であれば、連帯保証はそのままとなり、代表権をご子息に移すことで、お二人が連帯保証人になることも起こり得ます。
「承継」は非常に重要なテーマですが、連帯保証の問題をご留意の上、取り組んでみてください。