競合は同業種だけではない?!

多くの業種では競合が存在し、その競合相手に勝つために試行錯誤されていると思います。
一般的に競合と聞くと、同業種をイメージすると思います。

例えば、

自動車メーカー「トヨタ」の競合は、
日産等の国内メーカーやBMW等の海外メーカーがイメージされると思います。

競合は国内外の自動車メーカーだけでしょうか?

車の所有が目的の顧客からの視点であれば自動車メーカーだけを考えればよいかもしれません。
車の購入を検討している顧客は何を求めているのでしょうか?

例えば、
趣味であるを旅行を快適に移動するため、ミニバンを購入する
この方が車を必要としない環境に住んでいると想定した場合、
『旅行を快適に移動する』を達成する手段は必ずしも『ミニバンの購入』ではありません。

最近では北陸新幹線や観光特急しまかぜ等、車以外の交通手段が話題になる事も多くなっています。
上記例では車を所有する事で満たしたい欲求について着目しました。
最近の若者の車離れが進んでいると聞きます。

その背景としては色々な問題があるかと思いますが、金銭的に厳しいからというのはよく聞く話です。
それに対しては携帯の維持費はスマホの普及により数年前と比較すると値段が高くなっています。

捻出出来る費用には限りがあります。

その費用をどこに使うかと考えた時に、自動車メーカーの競合は必ず同業種だけではなくなります。
競合を考える時に重要なのは、同業他社の動向だけではなく、顧客目線で考える事です。
分かっているつもりでもしっかり分析してみるとこれまで気付けなかった事に気づけるはずです。
顧客の求めているものと、自社の強みがリンクした時に、同業他社が競合とならなくなるケースも出てくるはずです。

競合を考える時に、顧客目線になって考えてみてはいかがでしょうか?

 


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