『 信用保証協会の正常化 』 -2012年11月28日号

中小企業にとって、信用保証協会の保証承諾は、本当に重要な部分であることは、ご認識されていることと思います。

銀行も、財務状況の厳しい中小企業には、プロパーで貸し出しすることが難しく、信用保証協会付き融資に偏っています。その傾向は、国内経済情勢と同様に、ますます進行している印象です。

最近、お手伝いさせていただいている企業様2件で、信用保証協会の正常化に関する事案がありました。

今回はそのうち1件のことを書いてみたいと思います。

当該企業様は、創業以来、信用保証協会の保証承諾が受けられていない状態が続いていました。
(融資につきましては、第三者連帯保証人を付保することで、プロパーで開始できていました)

詳細は書けないのですが、おそらく、信用保証協会としては、当該企業様の取引先との取引業態や、(税理士お勧めの消費税対策として)関連会社を設立した経緯等を勘案して、保証承諾することを認めなかったようです。

当方で関与してから、時間はかかりましたが、問題と思われる箇所を推測し、経営者と一緒に信用保証協会へも何度か訪問し、問題箇所を一つひとつクリアしていきました。

その結果、この度、保証承諾が出て、保証協会付き融資を受けることができました。

あきらめずに何度も足を運んだ経営者の姿勢が、今回の正常化に結びつきました。

信用保証協会も、状況を説明し、問題となっている箇所の教えを乞う姿勢で対応すれば、門戸は開いてくれます。

現在、諸事情により、信用保証協会付き融資が受けられない企業様も、あきらめずに対応してみてください。

きっと方向性が示されることと思います。

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