ある会社の1コマ <新規取引口座開設>

入梅を前に30℃を超える日々が続き体調管理が大変です。
皆様、水分をしっかり取り体調管理には気をつけてください。

今回は、『新規取引口座開設』についてお話をさせて頂きます。

私は数人とM社を設立いたしました。
業務内容はプラスチック成形(FRP成形)全般を取り扱う会社です。

一部は前職からの引継ぎで大手メーカーが新設会社にもかかわらず、新設取引口座を開設頂きました。異例の対応だそうです。
他にない技術、前職からの引継ぎということもあり社内を説得したそうです。

ただ、新会社は簡単に口座開設ができません

大手化学メーカーから受注し仕入先メーカーと打ち合わせを行い、いざ取引となると必ず出てくるのが商社です。
通常ですと商社経由でメーカーに確認が通常ですがそのルートですと商社で取引を断られるのであえて最後に取引ルートの相談を行っていました。よく断られていました。
『保証金を』はよくありました。
当然ですよね!!

いろいろな工夫が必要です。

私は大手と取引する際は購買部などへは出入りせず、開発部・製造部などのパイプを広げていきました。
価格ではなく、技術力をアピールし担当者に取引したいと考えていただいておりました。
技術力といってもたいそうなものではありません。

開発部でしたら現在の開発品の情報を掴み、その開発にまつわる情報を提供してきます。情報は接近するためのツールで共通の話題でお客様と接点を増やすといった具合に進めていきます。

製造部では製品見本の提供、使用材料・使用方法・他社の動向などの情報提供を行います。
製造部の方は、自社製造には詳しいですが他社の製造状況は情報が少ないためひきつける手段としては最適です。

大手でなくてもこの方法は新規取引先には使えると思います。

大手は取引してくれない、難しいと最初からあきらめるのではなく角度を変え提案を行っていきましょう!!

自社商品の強みを今一度、再認識していただき提案を行ってみてください。
100社訪問するのであれば100通りの提案となります。