『 見たい経営指標を会計ソフトで見える化する 』 -2015年06月24日号

中小企業の経営者の相談を受けたり、ヒヤリングをさせていただくとき、

 「知りたい経営指標はなんですか?」

 「また、それをどうやって算出していますか?」

と伺うことがよくあります。

知りたい経営指標は、中小企業や経営者によって様々で、全体の売上高・限界利益額・粗利益額・営業利益・経常利益・不良率・廃棄率、各部門ごとのそれ、営業キャッシュフロー、前年対比、予算実績対比、等々、いろいろです。

知りたい経営指標が、その企業にとって最優先で認識しておかないといけないかどうかは個別の判断になるでしょうが、その指標をどうやって算出して見れる状態にしているか、というのは大切な基本的部分です。

たまにあるのが、会計処理を税務申告のみでしか活かしていない場合です。

会計処理は自社の業績の確認をおこなうことで、改善の必要部分や、将来の見通しを知るための処理です。

ですが、税務申告のための会計処理しかしていない企業もあり、経営者が知りたい経営指標は、別途、算出していることがあります。

別途算出するしかない事情もあるでしょうが、会計ソフトを導入し、設計段階で当該指標が算出するようにできれば、二度手間や指標の算出もれ、といったこともなくなり、毎月、必ず確認することができます。

また、会計ソフトを導入すれば、会計知識が乏しい方でも、比較的簡単に、試算表の作成が自社でできるようになります。どなたがやっても、試算表と一緒に、一定の成果(経営者の知りたい経営指標)も得ることができるようになります。

(いわゆる自計化というもので、それが会計ソフト会社の”売り”でもあります)

会計処理の担当者や関与している方にとっては、最初の設計が面倒くさいと感じられるかもしれませんが、経営者がそう”決定”して、一度設定してしまえば、あとは自動にでてきます。

ぜひ、あなたの会社でも取り組んでみてください。

この度の情報が、ご参考になれば幸いです。

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