『 会計ソフトをフルに活かす 』 -2016年06月08日号

会計ソフトの普及で、税理士事務所でなくとも、自社で会計入力ができるようになりました。

入力についても、最初の設計と設定をきちんとやれば、正確な複式簿記の知識がなくとも可能なようになっています。

先日、こんな出来事がありました。

弊社と顧問契約をした企業様とは、最初に様々な打合せをおこないます。
デューデリジェンス(DD)といい、財務DD・事業DD・業務DDといろいろな方向から、企業の内容を精査します。

そのときに、月次試算表があったので確認させてもらいました。
季節変動の大きい企業様で、年末年始はすごく利益が上がっているのですが、それ以外は大赤字となっていました。

また、製造卸業を主としている業種だったのですが、どの製品(商品)が利益を出しているのか、感覚のみで見当つかない状態でした。

そこで、顧問税理士の担当者と打合せをおこない、2点お願いしました。

一つ目は現金主義でなく発生主義にしてほしい点、二つ目は商品(製品)ごとの粗利益がわかるように部門別会計(管理会計)を導入してほしい点、の2点です。

経営者も、どの製品(商品)を強化していくことが重要であるか、感覚でなく数値で判断できるようにしたい、との方向性も出ていました。

また、請求書類等の証憑書類からも、それが可能と判断しました。

ですが、税理士事務所の担当者は自身の業務が増えることを懸念したのかわかりませんが、のらりくらりで回答をくれません。

結局、自社で会計ソフト(弥生会計)を導入して進めることになってしまったのですが、誰のための顧問税理士事務所なのか、と疑問に思った次第です。

これを契機に自社での会計ソフトの導入を始めたのですが、最初の設計と設定をおこなっておくことで、会計知識がなくとも充分にできることが再確認できました。

タイムリーな経営判断にも役立ちそうです。

あなたの企業でも、月次試算表を活かした経営判断をおこないたいのであれば、会計ソフトをフルに活用してみませんか?

顧問税理士事務所や弊社をご活用くださいませ。

この度の情報が、ご参考になれば幸いです。

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