【用語集】貸付金(仮払金)清算プラン
平成20年前後に良く取扱された、保険の手法。
法人の持つ貸付金(主に代表者や役員への)を、結果的に保険積立金に振り替える形態をとる。具体的には、例えばA社社長にリース会社が融資を行い、その資金で会社からの借入(会社からみての貸付)を返済、その代わりに社長は保険に加入する。リース会社はその融資の保全として、保険に質権を設定し担保とする、という手法である。
金融機関の資産評価において、最も評価が低い貸付金を、評価の高い保険積立金に振り替えることから貸借対照表の改善手法とされているが、金融機関が会社と社長を一体化して評価すれば特に変わりがないこと、平成22年6月より貸金の総量規制が強化され、リース会社の個人への融資に限界が生じることから、既に陳腐化していると考えてい良い。
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