【用語集】貸付金

貸借対照表を評価する際に、金融機関が最も資産評価から除外する可能性が高い項目の一つ。

短期貸付金の場合には「1年以内に返済可能であると認定できない限り」、長期貸付金の場合には「毎月ある程度以上の定額を返済していない限り」、0円と評価されることが多い。また、「何故その貸付を行ったのか」合理的な説明がなされないのであれば、それだけでも資産評価から除外される。

それ以外にも、中小企業においては「使途不明金」が最終的に貸付金に残りやすいことから、詳細不明な貸付金が多額である場合には、日常の資金管理体制そのものが定性評価としての評価を下げる要因となる。