▼Q.152 愛知県の方からのご相談です。「役員貸付金のデメリットについて教えていただけますか?」(メールによるご相談事例)

▼A.152

貸借対照表上では、短期貸付金又は長期貸付金と記載されますので、内訳書を確認しないと判別が出来ませんが、その内訳書を金融機関は必ず確認します。

金融機関はどの様な理由があろうとも、役員貸付金を社長が私的に使用しているとみなしております。

さらに役員貸付金の期間が数期にわたっている場合は、返済見込みがないと判断され、信用格付けにおいて不良資産と判断され、融資も難しくなるなど金融機関からの印象は非常に悪いと言われております。

また役員貸付金は利息が発生する事から、会社側からすれば決算書に受取利息の計上をする必要があり、利益の増加に伴い法人税等の額が増加する場合がありますので注意をしてください。