▼Q.268 私は72歳の経営者です。新規融資の申込にいったところ、私が高齢であることを理由に今後新規の融資は難しい、と融資担当者より申し入れされました。 後継者はいないではないのですが…、まだ継がせるかどうか迷っています。 このまま融資を得る方法はないのでしょうか?

▼A.268

正直なところ、今のままでは確かに新規融資を得るのは難しくなる一方かもしれません。

貸し手からみると、ご高齢の経営者様の場合は、万一のことがあった場合に貸倒になってしまう懸念が高いのは事実です。
経営者がご高齢で、後継者が確定していないことは、「もう、長く会社を続ける気がない」と思われてしまう理由になります。そうなれば、特に無担保の融資を得るのは困難です。
後継者がはっきりしていて、承継計画も存在しているならば、この限りではなく、むしろ今後の経営方針をはっきりアピールすることで、融資も得られることでしょう。
融資が出る・出ないではなく、会社を今後どうしていくのか考えるタイミングなのではないでしょうか。