▼Q.258 昨年より、商工中金の不祥事に関して大問題になっていることは知っています。不正融資がほぼ全店で行われていたとのことですが、正直なところ、融資を受ける立場としては、無理をしてでも融資をしてくれるのならば、有難いと思ってしまうのも本音です。何が問題なのでしょうか?



▼A.258
無理をしてでも融資をしてくれるという部分を取り出せば、企業経営者の味方のようにも感じてしまうことは否定できません。

が、本件の何が問題なのか二点ポイントを挙げますと商工中金の「危機対応融資」という低金利の制度融資が

・本来融資を受けるべき、苦境にある中小企業を支援するためではなく通常の融資を受けられる企業に「低金利で借りられる」と営業して実行されたこと
・本来は制度融資の対象外の企業に対して、商工中金の内部で財務評価の改ざんが行われて融資の認可・実行が行われたこと

となります。

民間金融機関はどうしても「苦しいときに傘を出せない」ことを補完するためのものだったのに、組織ぐるみでそうしなかったのです。
従いまして、「無理をしてでも貸そうとした」のではなく「簡単に貸したい企業にのみ貸した」、ここが極めて問題になっているのです。
このように考えると、本件は全くもって企業経営者のためになっていないことをご理解いただけるのではないでしょうか。

 

   

 


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