「 今後の倒産動向 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.98

皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は少しブレークダウン。今後の倒産動向について私なりに考えましたのでお話させていただきます。
- 日本国内の倒産動向について
日本国内では、以下のような倒産リスクが高まっていると予想されています(2024年~2025年)- コロナ融資の返済開始による資金繰り悪化
多くの中小企業が無利子・無担保の制度融資を受けていましたが、返済猶予期間が終わり、返済に苦しむ企業が増加しています。 - 物価高と人件費高騰
円安や輸入コスト上昇、賃上げ圧力などにより、利益率の低下が見られています。価格転嫁できない業種(飲食・小売など)は特に厳しい。 - 建設業・運輸業の「2024年問題」
労働時間規制強化により、収益構造が厳しくなっている分野です。中小運送業などはすでに廃業が相次いでいます。
- コロナ融資の返済開始による資金繰り悪化
- 世界経済の影響と海外企業の倒産傾向について
- 米国の商業用不動産危機
オフィス需要の低下や利上げの影響で、不動産関連ファンドや中堅銀行に影響が出ており、一部企業は破綻リスクが増しています。 - 中国の不動産不況・地方政府債務問題
中国恒大集団のような大型企業倒産が今後も続く可能性があり、中国経済全体のリスク要因となっています。 - スタートアップやテック企業の選別進行
低金利で大量の資金が流れ込んでいたスタートアップ業界も、資金調達難で淘汰が進んでおり、2025年も多くの企業が破綻またはM&Aされると見られます。
- 米国の商業用不動産危機
- 具体的な業種リスク(2025年展望)について
- 飲食業
倒産リスク:高 理由は原価高騰、需要戻りの鈍さ、賃金上昇 - 建設業
倒産リスク:高 理由は労務費高騰、資材価格上昇、職人不足 - 中小運送業
倒産リスク:高 理由は2024年問題、燃料高騰 - 小売(特に地方)
倒産リスク:中〜高 理由は消費の都市集中、ECシフト - ITベンチャー
倒産リスク:中 理由は資金調達難、収益化遅延
- 飲食業
- 倒産に備える為の対応策について
- 財務の健全化
- 借入金依存度の見直し
- 債務返済計画の再構築
- キャッシュフローの強化
- 売上よりも現金残高を重視
- 買掛金・支払サイトの見直し
- 価格転嫁・業態転換の検討
- サブスクリプション型やBtoBへの移行
- 高付加価値商品へのシフト
- BCP(事業継続計画)の策定
- 複数拠点化
- 資金調達先の多様化
- その他
倒産は一夜にして起こるものではなく、兆候は必ず存在します。2025年は、コロナ支援策の「副作用」と金利・物価の上昇というダブルパンチが襲いかかる年です。すべての企業が「財務再点検」と「ビジネスモデルの柔軟化」に本気で取り組むことが求められています。
今後どうするのかを決めるのは経営者の方々です!
どんな些細な事でも大丈夫ですので是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。
以 上

お問い合わせ
ご質問やご相談などお気軽にお問い合わせください