『 上場企業並みの強い会社に! 』 -2017年06月21日号
「上場企業は中小企業に比べて強い会社」だと言われることが多いです。
ここでの「強い会社」とは「倒産しにくい」と言う意味だけでなく、業務の流れが良く生産性が高かったり、組織体制が整っており、不正やミスなどが起きにくい会社の事です。
しかし、本当に「上場企業のすべては強い会社」なのでしょうか?
ニュースで上場企業でも不正やミスを起こしていることは知っての通りです。
私も上場準備(株式公開準備)を数多くの会社で関わってきましたので、「上場している会社がすべて強い会社とは限らない」と思います。
上場審査や上場後の監査法人監査があるので、ある程度は整備されていますが、企業によっては、「ギリギリのラインでしか整備されていない」のです。
そのような会社は、社内で小さな不正やミスなどが起きても改善をしないので、いずれ大きな不正やミスにつながります。
こう考えると、「上場企業だから強い会社とは限らない」です。
逆に言えば、会社規模や上場のしているかしていないかではなく、企業の体質として「強い会社を目指いているかどうか」なのです。
言い換えれば、中小企業でも「強い会社」になれるのです。
そのために間違えていなけないのは、「上場企業並みの管理体制をとる」と言う意味ではなく、「現状の会社の状況に合わせた体制作りが必要」となることです。
ぜひ、御社も「強い会社」=「会社の状況に合わせて最適な体制作り」に取り組んでみてください。
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