名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.51

皆様いかがお過ごしでしょうか?

最近、ふと思う事があります。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売上が大幅に減少に伴い業績も悪化し、非常に厳しい状況が続いている企業様が大半かと思います。ここからは私の個人的な意見ですが、本当に業績が厳しい企業様(新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前より業績が低迷している)は、今よりも1年後、2年後が本当に大変な時期が来るのではないかと私は思います。企業様を3分類にしてお話しさせていただきます。

・業績が安定していた先

一時的な影響を受けるものの、今回の緊急融資を利用する事で回復に向かい、今回の緊急融資の返済が開始されても特に問題はないかと思います。

・業績が低迷していたが金融機関様からの資金調達が可能であった先

収益改善をする事で黒字確保ができ、毎月の返済額もCF以内の先であれば問題ないのですが、CF以上の返済を行っていた先(返済分を借入にて調達)は、今回の金融融資の返済が始まる時に返済はしていけるのでしょうか?

・業績が低迷し条件変更を行っている先

今までは返済をSTOPもしくは返済可能額に減額していただいていた先が、今回の緊急融資を受ける事で今回の緊急融資の返済が始まる時に返済はしていけるのでしょうか?

時間がたてば、新型コロナウイルス感染症は終息へと向かうと思われます。

しかし本当に企業様の業績は直ぐに回復するのでしょうか?

本当に今回のコロナの影響が業績悪化の要因であれば、時間も多くはかからないと思います。しかし元々業績悪化の要因がコロナ以前にある企業様はその要因を改善しない限り、更に1年後2年後に大変な事になると思います。今は緊急事態が発生し、緊急融資だから資金調達ができるのです。

つまり、ただ資金調達ができるから、調達できるだけ調達すればいいという経営者の方もみえるかとおもいます。今後の事業計画に基づき返済原資も確保できる場合はその判断もありだと私はおもいます。ただし何の根拠もない場合であるならば、リーマンの時と同じ過ちをまた繰り返すのですか? 返済原資が確保できない状態で借入を増やしても意味がないという事を私はお伝えしたいのです。

この危機を乗り越えたいという方はエクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。