「 コロナ破たん 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.74

皆様いかがお過ごしでしょうか?

新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、政府の手厚い支援の影響で今まで何とか事業を継続されてきた経営者の皆様も多いかと思います。その間に事業の立て直しができた企業様、立て直し最中の企業様、立て直しができずに止む無く整理をされた企業様と様々な状況下にあるかと思います。あくまでも私の私感ですが支援を受けて一時的に資金繰りは改善できたが、手先の改善にとどまり、コロナ前よりも業績が悪化している企業様も中にはあるかと思います。

先日、先日東京商工リサーチに下記の記事が掲載されていました。

『コロナ破たんが再び増加傾向 6月は月刊最多、7月も26件とハイペース』という表題で、掲載されていました。
内容につきましては、

7月1日16時時点で「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が25件判明、全国で累計3,615件(倒産3,473件、弁護士一任・準備中142件)となったというもので、2021年の年間件数は1,718件に達し、2020年の843件に比べて2倍に増加。2022年も毎月100件以上が続き、6月も212件と過去2番目に多かった。2022年6月までの累計は前年同期の3割増の1,029件(前年同期比30.7%増)となった。前年より約2カ月早く1,000件を上回り、破たんペースがアップしてきた。

というものです。

今回の倒産集計の対象外となる負債1,000万円未満の小規模倒産は累計189件判明。この結果、負債1,000万円未満を含めた新型コロナウイルス関連破たんは累計で3,804件に達し、外国人観光客の受け入れ再開、旅行補助「県民割」対象拡大の見通しなど、消費回復への期待も膨らんでいる一方で、経済活動が活発化すれば運転資金の確保も経営課題に浮上するほか、アフターコロナへの対応に伴う資金需要も発生する。政府主導の「中小企業活性化パッケージ」の関連施策など、企業支援は拡充されている。だが、業績不振の長期化で過剰債務に陥った企業は増加しており、コロナ関連融資を得ながらも息切れするケースも散見され、コロナ破たんは引き続き高水準で推移する可能性が高い。

というものでした。

では実際に現時点の企業様を業績推移でみた場合色々な状況下にあるかと思います。

  1. コロナ禍の中でも黒字を確保し更に業績が向上している企業様。
  2. 黒字から赤字に転落し、年々赤字が減少傾向にある企業様。
  3. 黒字から赤字に転落し、その後赤字が大きくなっている企業様。
  4. 元々赤字で年々赤字が増加傾向の企業様。

経営者の皆様は各々の考えをもち必死に頑張ってみえると私は思っていますが、問題は③④の企業様だと思います。ただでさえ赤字であれば資金繰りは厳しい状況なのに赤字が続けばそれだけ資金が必要になるという事です。ましてコロナ融資にて資金調達をしている先は返済が徐々に開始されていくという事です。

そして

①『また借りればいい!』と思ってみえる経営者の方
本当に借入ができるという保証ありますか?

『リスケすればいい!』と思ってみえる経営者の方
リスケするだけでは何も変わらないですよ! ・・・今以上に厳しくなる場合もあります。

だからこそ、今何をしなければいけないのか考えるべきだと思います。

ただ一つだけ簡単に言えば、『収益改善』は必ず必要になるという事です。

本当に資金繰りが大変で金融機関様に資金繰りの相談をしても、御社の危険度、資金のタイムリミット等全てを理解されていない可能性があります。 だから何かを相談しても回答に時間がかかるのです。実際にその様な経験をされた方もみえるかと思います。

だからこそこちらから動くのです! 一歩踏み出してください。

どんな些細な事でも大丈夫です。是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。