「 資金繰りを『らく』にする方法 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.75

皆様いかがお過ごしでしょうか?

新型コロナの新規感染者数も減少しており“第7波”の終息を迎えようとしています。
“第8波”が来るのか? このまま終息なのか?
新型コロナウイルス感染症の次は台風が日本を毎週の様に襲ってきています。
2週続けて台風が日本近隣を通過していきましたが、大きな被害はありませんでした?
この先何が起きるかわからない状態ではありますが、自分自身(企業も含め)を守れるのは自分自身であると思うのは私だけでしょうか?・・・

今回は資金繰りを『らく』にする方法ついてお話しさせていただきます。

資金繰りについては皆様ご存じだと思いますが少しお付き合いをお願いします。
そもそも資金繰りとは、営業活動等を通して企業に入ってくる資金と、支払いなどで出ていく資金を管理することです。つまり先に支払いが発生し、後から売上として資金入ってくる。
この時間差こそが、資金ショートの発生する要因となり、これを回避するために借入の検討、所有資産の売却等を検討し資金の確保をされているかと思います。
これは事業を行っていれば当然あり得る事で、本当に資金が不足してから考えるのではく、そうなる前に早い段階から真剣に取り組むべきだと私は思います。
では何をすれば資金繰りは『らく』になるのか・・・

第一は売上債権の回収漏れを防ぎ、できるだけ早期に回収する事です。

売上債権が発生してから実際に回収するまでの期間が長ければ長いほど資金繰りは悪化します。売掛金の発生を正確に把握して、請求遅れ・回収漏れを防ぐことがポイントになります。
そのために売掛金がいつ発生し、いつ回収予定なのかを得意先ごとに整理し、回収予定日に入金されているか確認する事を正しく管理することです。
入金不足や遅れを早期に発見し実際に遅れが発覚したら、できる限り迅速に取引先に連絡し、入金遅れの原因と入金予定を確認するのです。
入金までの期間がもともと長い取引先については入金サイトを短く変更していただくもありかと思います。

★つまり入金サイトを早くするのです。

第二は在庫管理を徹底し棚卸資産を圧縮する事です。
商品仕入→倉庫保管→販売→売上代金回収の場合、売上代金の回収よりも先に商品の仕入代金の支払いが発生する事で代金回収よりも代金支払が発生します。
これは「売上債権+棚卸資産-仕入債務」という式で算出される運転資金になります。
資金繰りを『らく』にするためには、棚卸資産(在庫)の管理を徹底して圧縮を進めることも重要なポイントです。
在庫の滞留期間が長ければ長いほど、資金繰りは当然悪化します。滞留期間を短縮するためには、在庫管理が必要不可欠。その基本が棚卸です。実地の棚卸しを定期的に行い、理論在庫と現実の在庫の差異がどれぐらいあるか、差異の原因は何かを明確にする必要があります。

★つまり滞在期間を短縮し早期現金化をするのです。

第三は仕入債務の支払期限の見直しを行う事です。
運転資金の負担を軽減するためには、売掛債権と同様、仕入債務についても管理し、支払期間を適正化する必要があります。
まずは仕入先別の支払いを管理。(漏れなく遅滞なく支払うこと)
その積み重ねによって仕入れ先の信用・信頼を獲得して初めて、支払いサイトの延長を申し入れることが可能になると思います。

★つまり支払サイトを長期化するのです。

こうする事で資金繰りを『らく』にする事ができるのです。

資金繰りは基本中の基本! だけどこの資金繰りを甘く考えている企業様も中にはあるかと思います。 『いや実際にあります!』 
だからこそ今からでも資金繰りをもっと重視してください。
私の持論ですが、資金繰りは企業の生命線であり、当然死(倒産)に直結するものだと思っています。それ以外にも死(倒産)に直結するものはあります。

死(倒産)しないように何をすべきなのか? 何ができるのか? を一緒に考えませんか?
どんな些細な事でも大丈夫です。是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。