『経営者に贈る、5つの質問』
11月になり冬の到来を感じさせるようになってきた。これから年末にあたり交通事故・列車事故が増えていく傾向にあるらしい。みなさまも事故にはくれぐれも気を付けて日々お過ごしください。
『経営者に贈る、5つの質問』
この内容はご存知の方も多いと思いますが、経営の舵取りを行う上での思考として重要ですので、PDCAサイクルのPAの部分において活用されるとよいと思います。引用はもちろんピーター・F・ドラッカーのお言葉になります。
1.われわれの事業(使命)は何か?
○われわれは何を達成しようとしているのか?
○求められている具体的成果は何か?
○最終的にわれわれが記憶にとどめてもらいたいのは何のためか?
○努力に見合う十分な成果を上げているか? 努力の配分は最適か?
○長所は何か? 何をうまく行ってきたか?
○短所はどこか? どの分野で、われわれは能力や資源を欠いているのか?
2.われわれの顧客は誰か?
○われわれの顧客は誰か?
○われわれの顧客はどのように変化しているか?
○新たに開拓した方がよい顧客はいるか?
○既存の顧客の中で、もう商品・サービスの提供をやめたほうがよい顧客はいるか?
3.顧客は何を価値あるものと考えるか?
○顧客が買うのは何か?
○顧客は何を価値あるものと考えるか?
○まだ満たされていない顧客の欲求は何か?
○顧客、あるいは顧客ではない人たちは、他社から何を購入しているか?
○潜在的な顧客が購入しない理由はなぜか?
4.われわれの成果は何か?
○現在、われわれは成果をどのように定義しているか?
○顧客が価値あると考えるものからみて、われわれは成果を上げているか?
○今後、成果をどのように定義すべきか?
○その進捗状況と成果をどのように測定すべきか?
5.われわれの計画は何か?
○われわれは何に集中すべきか?
○われわれの市場はどこか?
○われわれの目標は何か?
○いつまでに、誰が、何を、どのような責任と権限をもって、行動しなければならないか?
上記、5つの質問はここに独立しているのではなく1から順に考えていき最終的に5まで落とし込み、行動するためのものです。
『何ごとにも満足することなく、すべてを見直していかなければならない。だが最も見直しが求められるのは、成功しているときである。下向きに転じてからでは遅い。明日の社会をつくっているのは、あなたの組織である。そこには全員がリーダーである。ミッションとリーダーシップは、読むもの、聞くものではない行うものである。「5つの質問」は、知識と意図を行動に変える。しかも、来年ではなく、明日の朝にはもう変えている。』
by ピーター・F・ドラッカー
未来を変える事が出来るのは行動だけです。行動する上での思考の一助となる質問である事は間違いありません。
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