【用語集】総資産借入率

LTVとは、「Loan to Value」の略で借入金比率とも呼ばれ、資産総額に対して有利子負債(社債・借入金等)額が占める比率のことをいいます。

DSCR(借入償還余裕率)と並んで、借入金の返済の安全度を測る指標であり、金融機関が融資をする際には担保掛目として、また、投資家が資産担保証券(Asset-Backed Securities、ABS)などのデット投資をする際にも重視されています。

一般的には、この数値が大きいほどレバレッジ(てこの原理)を効かせているといえるため、自己資本に対する利益率は高くなりますが、借入金の増加に伴って金利の上昇リスクも相対的に高くなることから、LTVの上限を設けている会社も見られます。
一般に、LTVを算式に表した場合は以下のとおりになります。

LTV =有利子負債÷総資産