『保証協会保証制度』

11月も終盤になり、寒さも肌で感じられるようになってきた。
季節の変化は皆肌で感じられるが、自分のいる市場の変化には鈍感な経営者の方が多い。変化をより早く感じられる感性を磨いておきたいものである。

『保証協会保証制度』

愛知県と岐阜県には他府県には珍しく県内に信用保証協会が2つあります。愛知県には愛知県信用保証協会と名古屋市信用保証協会。岐阜県には岐阜県保証協会と岐阜市信用保証協会。三重県や静岡県には各県の信用保証協会しかありません。

市の保証協会は全国にあと3つあり、横浜市・川崎市・大阪市がそれに当たります。

現在は保証協会同士での情報共有がオンラインで行われている関係上、岐阜県で代位弁済となった会社が愛知県で保証付き融資を受ける事は出来ませんが、以前は情報共有していませんでしたので他府県に移動すれば保証が受けれてしまっていました。

一言で保証協会といっても各保証協会で独自の制度をもっており独自の審査基準の基、運営しており情報共有している現在であっても融資可否に差が出ているのが現状です。

また金融機関においても担当においても県の保証協会融資に強かったり、市の保証協会融資に強かったりと偏りがあるのも現状です。

制度を活用する中小企業において保証協会の融資制度は知らない事が多く、銀行担当者に任せきりになっているのも現状だと思います。

銀行担当者に任せきりになってしまえば先程申したように個人や金融機関の良し悪しで中小企業の保証協会活用に制限が出来てしまう事になってしまいますので、企業財務担当者は定期的に保証協会のホームページを確認して自社の活用できる制度が無いかどうかの、情報収集をされる事をお勧めします。

名古屋市独自の保証制度でも

・コラボ保証なごや(金融機関協調保証)
・ウェルカム保証なごや(新規10年低保証料率)
・超ワイド保証なごや(大口資金低保証料率)
・せつび保証なごや(長期設備資金)
・名古屋市新事業創出資金

などなどありますので、銀行任せにせず定期的にホームページ等で確認する事で自社の目的にあった保証制度があるかもしれません。ご参考にしてください

奥田 雄二

 


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