『 常識破り 』 -2012年12月12日号

当社は、様々な業種のコンサルティングを行っているので、多岐にわたる業界の方とお話をすることになります。

そうすると、「この業界では、こんな素晴らしい特徴があるのか!」と感心させていただくことも多くあります。

その一方で、「この業界・業種の常識」と呼ばれるものが、他の業界・業種では非常識ということもあります。

しかも、単なる「業界・業種の常識」であれば問題ないのですが、それが、業績回復ができない原因になっていることも多いのです。

例えば、発想の転換をしないと答えが見つけられない「なぞなぞ」と同じように、長く同じ業界にいることで、専門性は高いのですが、いざ発想の転換しようとしてもなかなか出来にくいということなのです。

よって、「業界・業種の常識」を打ち破るには、他業界・他業種の方との交流を図るのも良いと思います。

さらに、もっと簡単に出来るのは、普段から「業界・業種の常識」や「自社の常識」「自分の住んでいる地域の常識」「自分自身の常識」などの裏側にある「非常識ってなんだろう」と考える癖を持ってみてください。

これを癖付けすると、常識に囚われない発想ができやすいだけでなく、そもそも、自分の持っている常識の中で良いものを再発見することにもつながるのです。

つまり、すべてがすべて「常識を打ち破る」ことが良いのではなく、「常識を打ち破る」ことを意識することでそのままで良い常識と変えた方が良い常識が明確になり、本当の意味での「常識破り」ができるようになるのです。

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