ある会社の1コマ <仕入先との勉強会>

朝夕は、かなり冷え込んできました。昼との気温差がありますので服装に困る日も多くなってきました。体調管理には、くれぐれもご注意ください。

M社は、住宅リフォームや外壁工事を請け負う会社です。
A社長は、職人から会社を立上げ年商:3億円までにした社長です。。
自分も当初は、資金繰りなどで苦労したので外注先と定期的に打合せを行なうようにしています。(いわゆる飲み会)

打合せを行なっていく上で、外注先が経営について知らないことが多く損をしているなーと感じておりました。

ある日、外注先より資金繰りについて相談を持ちかけられました。
そこで打合せ(飲み会)を改め、勉強会を1回/月開催することとしました。
当初は、自分が経験した銀行交渉、資金繰り対応、工程管理、原価管理など外注先に興味を持ってもらうテーマにしました。
いやいや参加だった人が時間経過とともに自分が知りたいことなどを質問するようになりました。また、今後のテーマを要望するようになりました。

A社長は、取引先や税理士などに依頼し、テーマを広げていきました。
M社としては、外注先が利益が出ず、資金繰りに苦慮する、人が退職して要望どおりの品質・納期確保できない事態が起きないようすることで自社防衛に繋がると考えています。
もちろん他社に取引を変えられないためでもあります。

外注先は、独自で学習、あるいは、しかるべき人に必要対価を支払い指導いただくのが当然ではありますがA社長は、外注先も運命共同体で今後は、人材不足、工事減少などの問題や、新たな分野への進出などの変化に対応することが自社の生き残りと考え協力体制を構築しておられます。

自社だけという考えになりがちですが顧客、仕入先などを含めた共同体でどのように今後進んでいくのか? を考える必要もあるのではないでしょうか!

企業のあり方が問われる時代でもありますし、大きな局面でもあります。
経営者として自社及び共同体をどのように導いていくのかを考える時間も必要ではないでしょうか。

今後の経営の参考になれば幸いです。