『 サイレントサービス 』 -2018年08月08日号

インターネットか書籍かテレビか忘れてしまいましたが、サイレントサービスというものを知りました。

とある飲食店でのサービス手法にこういった名称をつけたものだったのですが、お客様に言わせない、先回りする、といった顧客対応の手法です。

例えば、一度聞いた注文は、すべての店員さんに共有されており、料理や飲料を提供に運んできたときに、「◯◯をご注文の方は?」のようなことは一切聞かずに、注文者のところに黙っていても置いていってくれるのです。

1~2名のお客様であればわかるのですが、かなりの複数人のお客様が注文しても大丈夫でした。
注文を取った店員さんと、料理を持ってきた店員さんが別でも大丈夫でした。

また、別の店員はフロア全体を見渡しており、料理の進み具合を見ながら、次の料理の提供のタイミングを図ったり、テーブル上の調味料の類が少なくなっているのにも目を光らせ、お客様の要求がある前に持っていく、ということをおこなっていました。

とにかく徹底的にお客様の先回りをして、お客様に美味しく目の前の料理を堪能してもらうことに注力できる環境づくりをしていました。

自分は今までにこうしたサービスは今までに受けたことがありません。
こんなことをされたら、ファンになってしまいますよね。

それを知ってから家族で外食に行くと、店員さんの対応に気が行きます。
やはりどの店舗でも必ず、「◯◯をご注文の方は?」と聞かれました。

場合によっては、メイン料理とサブ料理と飲料がセットになっているものでも、すべてがごちゃまぜの状態でトレイに載せられて提供されてくることもありました。

「油が飛びます」と言いながら、服や手に油をそのまま飛ばして提供されるところさえもありました。。

販売単価を下げたり、サービスで料理を一品増やしたり、大盛り無料にしたり、いろいろな差別化を図ることはできると思います。

ただ、どこもやっていない差別化が図れたところは強いです。
(それに原価にも影響しませんし)

こうした店舗は、どんどん好循環が訪れるでしょうね。

目配り・気配り・心配りは、対顧客のみでなく、社内でも社外でも使えます。

ちょっとした意識で、競合との差別化が図れます。

何か一つずつで良いので、意識的に変えてみると、変えた自身も気持ちよくなってくることと思います。

何かひとつ、変えてみませんか?

この度の情報が、ご参考になれば幸いです。

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