『 金融機関の動向 』 -2019年03月13日号

今回は、『金融機関の動向』についてお話をさせて頂きます。

先月、新聞紙上に『地銀3行、赤字転落 4~12月 低金利で収益力限界』の記事が掲載されました。

記事の内容は、下記の通りです。

上場する79の地方銀行・第二地方銀行・グループの2018年4~12月期決算はスルガ、武蔵野、栃木の3行が最終赤字に転落し、ゼロだった1年前から暗転した。3行が赤字転落したのは2013年3月期以来。日銀のマイナス金利政策で加速度的に収益環境が悪化し、突発的な市場変動を吸収できる稼ぐ力がなくなってきた。地域の金融システムは綻びが見え隠れしてきた。

地方銀行の90%は、何らかの再編が行なわれるといった内容も聞こえてきます。
事実、私が接している金融機関担当者に聞くと新入社員で入社した人は、6ヶ月以内に半分になるといった金融機関もありました。
また、社員からパート化が進み発表はないが人員削減が進んでいる金融機関もありました。

また、今年に入り融資の獲得を金利競争に頼らず提案型にするよう本部から通達があったという金融機関もありました。
愛知県などは、特に「名古屋金利」などと呼ばれ全国でも金利競争が激化している地域だけに脱却を図りたいとの思惑もあるようです。

皆様が取引されている金融機関は、大きく変わろうとしています。
合併先を模索している金融機関もあるかと思います。

各金融機関の担当者の話の中で方向性が見え隠れするときがありますので敏感に感じ取り、どの金融機関と取引していくのがよいか?
考えてみてください。

また、金融庁などのセミナーやHPなどは、最新のものを入手して参考にしてください。

この内容が今後の経営にお役立ちできれば幸いです。

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