資金繰りを良くする為の条件

10月も下旬となり、地元名古屋では中日ドラゴンズ連覇V2記念セールで盛り上がっている今日この頃。

中日ファンの私としてはこの上ない喜びでした!尚、落合監督の退任には寂しいものがあるが是非、花道を飾ってほしい。

前回、資金繰り表の概要についてお話ししたが、今回は資金繰りの改善策の収入部分について取る事が出来る策をお伝えしたい。

策の中には緊急時において使うものが含まれている為、十分検討した上で実行して頂きたい

 

※※資金繰りの改善策はシンプルに2つしかない※※

①     入りを増やして(収入増加)

②     出を減らす(支出削減)

これしかない。これを各項目でどのように進めて行くかによって企業が生き残れるかどうか決まる

★収入増加策★

月々の収入増加要素は5種類ある

  1.売上増加

  2.回収サイト短縮

  3.先集金、手付

  4.換金可能資産の現金化

  5.借入

1.売上増加

   毎月の売上を増やせば入る資金も債権管理が出来ていれば、当然に増えて行きます

2.回収サイト短縮

   継続的に取引をしている売掛先に依頼して支払サイトを短縮してもらう

   売掛入金後、買掛支払が資金繰りの理想であるため、買掛サイトと比較してサイトが長いもの  にサイト短縮要請をする

3.先集金、手付

   親密な売掛先に依頼し、入金日を早めてもらう

   手形割引が可能な企業は手形の期日変更なしで先振出を依頼してみる

   仕掛期間が長いものは手付・中間金を依頼してみる

4.換金可能資産の現金化

   事業継続上不必要な不動産・有価証券・積立保険があれば売却する

   不動産は売却に時間を要するため、早急に資金が必要な場合は有価証券の売却、保険積立  金・定期預金の解約を検討する

5.借入

   金融機関・親戚・知人から借入する

   親戚・知人からお金を借りる際のポイント

   ・借用証書を作り、返済方法の約束をする

   ・企業情報の開示をして、何故返していけるのか根拠となる計画を提出する

※相手の不安を取り除く事が必要

以上、5項目となるが、どの様に組み合わせていくべきは会社様によってバラバラであるが1~5項目を念頭に置きつつ、項目を深堀して対応策を検討し、実行した上で、資金繰りを改善する事を勝ち取って頂きたい

名古屋オフィス 奥田 雄二


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