『 資金繰り表の作らせ方 』 -2021年08月25日号

会社はお金の流れが止まれば、即、死を意味します。
事業が止まります。即ち人間でいう血液と同じですね。

コロナ融資を借りて、資金が減っている方は対策が急務です。
本メルマガを読んだ後に、まずは弊社にご相談ください。

その血流が問題無いのか?血の濃さが無く、酸素を上手く送れていないのか? ドロドロで今にも詰まりそうなのか? 気にはなっていても、面倒でなかなか精密検査までは行われない方が多いですよね。

これは会社の血流である資金繰りにおいても同じような状況になっています。大事とは分かっていても、試算表には資金の流れがのっていないし、一般的なキャッシュフロー計算書も間接法では、営業、投資、財務の合計は分かっても詳細までイマイチ理解できませんよね。

そこで分かり易く、面倒にならない方法で出来れば良いですよね。
私共では税理士先生にそういった業務をお願いしております。

10年以上前は、そこまでやって頂ける税理士先生も少なかったのですが、最近では資金繰り表作成のお願いも受けて頂ける先生が多くなりました。
それも顧問契約の範囲内で行って頂いております。

裏を返せば、そこまでのサービス提供が出来ない税理士事務所は、この先の事業展開を考えなければならない状況まで来ているのでしょう。
私共の顧問先でもそこまでの対応が出来ない税理士事務所においては、適正な契約の見直しをお願いしております。

ですので、ここでは依頼する際のポイントをお伝えできればと思います。

【取引条件】
得意先別の締め・入金サイト・手形、でんさいの有無・売上見込
仕入先別の締め・入金サイト・手形、でんさいの有無・仕入見込
を伝えましょう。
まず現状の成り行きでの資金繰りが知りたい場合は、過去1年の取引先別実績数値でとお伝えください。

【組織情報】
事業運営している人に変更があれば、その内容(金額含め)事業所撤退や広告宣伝費など、前期と変動がある支出については金額と時期をお伝えください。

【投資情報】
設備や事業運営以外でのお金の支出。
例えば、定期預金、積立保険、車、システム開発費用など投資を予定しているものと金額をお伝えください。

【借入情報】
新規融資予定があれば、その内容(金額、期間、利率、種類)それ以外は返済予定表を渡すか、過去会計データから抽出してもらうように伝えることもできます。
(過去データは金額利率がのっているので、逆算推測が可能)

他事業によって特殊要因はあるかもしれませんが、大まかには上記4点を伝えて頂くだけで資金繰り表が出来ます。

ただ意外に大事なのが以下でして

【仕訳方法】
仕訳入力方法が複合仕訳になっているなら、単一仕訳に変更してもらってください。
ここは将来の資金繰りおいてというよりは、実績値を正確に抽出するために必要な内容になります。

上記5項目を税理士先生にお伝えして、自社のお金の流れを把握より会社にお金が残る事業構造に変えていくきっかけにして頂ければ有難く思います。

その為の重要な財務指標として、CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)というものもありますので、参考にしてみてください。

財務目線での仮説と検証が出来る体制づくりは経営強靭化の第一歩です。それを如何に社長がしないかということが大事です。

社長がやらなくてもよい支援をさせて頂くことも可能ですので、まずはメールでお問合せください。
→ mailto:okuda@extend-ma.co.jp

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