「 事業再構築補助金の第2回公募の採択結果 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.66

皆様いかがお過ごしでしょうか?

私事ではありますが、無事コロナワクチン接種を2回終える事ができました。特に大きな副作用が出る事もなく内心ほっとしております。油断をせずに常識ある行動に努めていきたいと思います。皆様も既にご存じだとは思いますが、令和3年9月2日に事業再構築補助金の第2回公募の採択結果が発表されましたので第1回公募の採択結果と共にお話しさせていただきます。

第1回公募(発表日6月18日)

応募数 申請数 採択数 採択率
特別枠 5,181者 4,326者 2,866者 55.3%
通常枠 16,968者 14,843者 5,104者 30.1%
卒業枠 80者 69者 45者 56.3%
V字回復枠 2者 1者 1者 50.0%
合計 22,231者 19,239者 8,016者 36.1%

第2回公募(発表日9月2日)

応募数 申請数 採択数 採択率
特別枠 5,893者 5,078者 3,924者 66.6%
通常枠 14,859者 13,219者 5,388者 36.3%
卒業枠 48者 36者 24者 50.0%
V字回復枠 0者 0者 0者  0%
合計 20,800者 18,333者 9,336者 44.9%

上記より応募数・申請数は減少しましたが、採択数・採択率は大幅にUPした結果となりました。当然第1回目で不採択となった方も、不採択の理由を確認しその点を修正し再度2回目にエントリーされてみえますので、採択率がUPした要因の一つであるのかと私は個人的に考えております。第2回公募で不採択となられた方は、コールセンターにお電話していただくと不採択の理由を教えていただけますので、不採択理由の部分を修正し、次の公募に活かされてはどうでしょうか?

制度先般に関するコールセンターは
ナビダイヤル 0570-012―088
IP電話用   03-4216―4080 になります。

尚、不採択理由を確認できるのは、代表者の方及び申請時に登録された担当者の方になります。

第3回公募期間は令和3年9月21日(火)18:00迄となっております。

第3回公募からの主な変更点として、

(1)最低賃金枠の創設

最低賃金枠を創設し、業況が厳しく(※1)、最低賃金近傍で雇用している従業員が一定割合以上(※2)の事業者について、補助率を3/4に引上げ(通常枠は2/3)、他の枠に比べて採択率を優遇する。

(※1)通常枠の要件に加え、 2020年4月以降のいずれかの月の売上高が対前年又は対前々年比で30%以上減少
(※2)2020年10月から2021年6月の間で、3か月以上最低賃金+30円以内で雇用している従業員が全従業員数の10%以上
(※3)従業員数規模に応じ、補助上限額最大1,500万円

(2)通常枠の補助上限の見直し

最低賃金の引上げの負担が大きい従業員数の多い事業者に配慮するため、従業員数が51人以上の場合は、補助上限を最大8,000万円まで引上げる(従前は最大6,000万円)
さらに、従業員数が101人以上の場合には、補助上限を最大1億円とする(「大規模賃金引上枠」の創設(※))。(※)事業場内最低賃金及び従業員数の引上げ要件あり

(3)その他運用の見直し

①売上高10%減少要件の対象期間を2020年10月以降から2020年4月以降に拡大(※)。

(※)ただし、2020年9月以前を対象月とした場合、2020年10月以降売上高が5%以上減少していることを条件とする

②売上高は増加しているものの利益が圧迫され、業況が厳しい事業者を対象とするため売上高10%減少要件は、付加価値額の減少でも要件を満たすこととする。

③本補助金を活用し、新たに取り組む事業の「新規性」の判定において、「過去に製造等した実績がない」を「コロナ前に製造等した実績がない」に改める。

皆様も事業再構築補助金についてお考えの方は、第3回公募には時間的に難しいと思いますが、あきらめないでください。なぜならば第3回公募締め切り後さらに2回程度の公募が予定されているからです。

ではいつもの様に私の顧問先で発生した生の情報をお伝えさせていただきます。

約1年前に金融機関様の提案により弊社から他社にコンサルタント会社を変更した企業様のお話です。顧問契約解除後も経営者の方との接点はあり、先日経営者の方からお聞きした内容に正直びっくりしました。

新しいコンサルタント様と昨年顧問契約を締結し事業計画の策定に取り組んできましたが、未だに金融機関様の同意が取れていないというものでした。当初はバンクMTGを開催し全ての

金融機関様に同意を得る流れで物事を進めていたようですが、未だにメイン銀行様の同意が得られない、そして当初予定していたバンクMTGもコロナを理由に開催しないというものです。

私から言わせれば、そもそも事業計画を策定し8月中に全ての金融機関様の同意を得ると進めてきたにも関わらず、メイン銀行様は支店で稟議中。本部にすら稟議が出されていない様です。

期限管理できないのですかね? コロナでバンクMTG中止。昨年もコロナでしたよね?
いつまでコロナのせいにするのですかね? 本当の理由はわかりませんが・・・

私の個人的な考えですが、金融機関様は一取引先にすぎないと思います。

お金を仕入する先で、どこよりも条件の良い金融機関様から調達を行う(お金を仕入れる)
だからこそ、どこの金融機関様とお付き合いするかによって企業様にも影響が出るのです。

そうならない為にも、どんな些細な事でも大丈夫です。是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。