「 地域銀の業績予想 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.68
皆様いかがお過ごしでしょうか?
早いもので令和3年も残すところ後45日となりました。残り45日をどう過ごすかは皆様次第かと思います。いつまでもコロナを言い訳にするのですか? 残り45日を『もう45日しかない!』、『まだ45日ある!』皆様はどちら派ですか?
この考え方が令和4年を大きく左右すると思います。私は『まだ45日ある! 1,080時間もあるのです!』と思っています。
先日、ニッキンの2021年11月5日号に『地域銀の業績予想 43行・社が上方修正』という記事を見つけました。
当初予算よりも与信費用の減少や、有価証券運用の損益改善が主な要因で2021年9月期の業績予想を上方修正する地域銀行が相次いでいるというものでした。
皆様はこの一文で『金融機関はやっぱりもうかっているのだ!』。つまり、
①コロナ関連融資を積極的に融資した事で貸出量が増加し金利収入が増加。
②融資した資金が確実に返済されている。
③資金調達ができた事で倒産件数も減少し与信費用(引当金)が減少している。
と思われた方も少なくはないかと思います。
実際に倒産件数について調べてみると、新型コロナ対策として国や自治体、金融機関による手厚い支援策が打ち出されており、21年度上期の全国倒産件数は過去50年で最少となっている事がわかりました。間違いなく倒産件数の減少が与信費用の減少につながっているのかと私は思いました。
でもやはり気になるのが今後どの様に世の中がすすんでいくのか?これは経営者の皆様も一番気にされている事かと思います。私の個人的な意見ですが、
- 資金を有効に活用できた企業はプラスとなったものの、業績が改善できずに低迷している企業は逆に重荷になった企業様もあるかと思います。
- 融資した資金が確実に返済されているのではなく、元金が据置されているだけで、実際に返済が開始されないとわからない。
- 業績が低迷し、返済できないとなれば一気に倒産件数は増加する。
と私は正直思いました。
つまりコロナ融資の据置期間が終了し、返済が本格的に開始された場合どうなるのか?
コロナ融資は保証協会付融資だから金融機関は大きな影響は出ない?
でもはっきりと言えることは、コロナ融資の返済を発端として大きく動きが変わり、企業の業績も変化し、金融機関様の決算にも影響が出るのではないかと私は思います。
これはその時にならなければわからない話ではありますが、企業の皆様は本格的に返済が開始される前に、その時に考えるのではなく、今考えてみてはどうですか?
私は『少しでも皆様のお役に立ちたい!』と思っています。
どんな些細な事でも大丈夫です。是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。
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