『 日本政策金融公庫による資本性劣後ローンの動向 』 -2023年05月10日号

2023年3月に公表された「コロナ資金繰り支援継続プログラム」等で、2023年3月末までであった日本政策金融公庫の資本性劣後ローンの申込期限が2023年9月末までに延長されました。

当初、2023年3月までということで、手続きに間に合わない、と考えられていた事業者もいらっしゃったかと思います。

そんな中で延長の公表がなされ、ホッと一息つかれている方も多いのではないのでしょうか?

かく言う自分もホッとしたうちの一人です。

ある事業者様の事案で、日本政策金融公庫の資本性劣後ローンの活用も含め事業計画策定を進めていたのですが、公庫の支店ご担当者のご理解がなかなかいただけず、予想以上に時間を要しておりました。

何度かご説明にあがり、ようやく支店ご担当者の了承はいただけたものも、このあとは本部での手続きとなり、支店ご担当者の手を離れてしまうため、これ以上は何もすることはできません。

当初はギリギリ2023年3月中に間に合う予定であったのですが、申し込みが殺到しているとのことで、支店サイドもどうなるのか読めないとのこと。

支店への受付自体は完了しているので大丈夫だとは認識しているのですが、本店サイドが受付完了しているのか、支店もわからないようでハッキリしませんでした。

そうして悶々としている中での、この度の延長公表で、肩の荷が降りたような安堵した記録が今でも鮮明に蘇ってきます。

結果、4月月下旬になりましたので、公庫側にとっても、手続き面で捌く時間が確保できて良かったのかもしれませんね。

延長したとはいえ、日本政策金融公庫の資本性劣後ローンは、2023年9月までです。再延長は考えにくいです。

残すところ、あと5ヶ月です。
思ったより時間はありませんし、今回も期日前に殺到することが予想されます。

かなり有利な制度であることは間違いありません。
事業者様・代表者個人だけでなく、民間金融機関側にとっても、太鼓判が押せる制度です。

ご検討の方で、まだ行動に移されていない方は、上記のURL先やインターネットを検索する等、すぐにあたってみることをお勧めいたします。

それでは、この度の情報が、ご参考になれば幸いです。

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